Movie by Junichiro Harada. Text by colorsmagyoge.

 

サーフィン上達に欠かせない陸上トレーニングの一環として世界のトッププロサーファーも取り入れているなど、日本でもその存在が認知されているスケートボード。

今回は2010年グランドチャンピオンである大澤伸幸が陸上トレーニングの一環として日常的に行なっているサーフスケートの模様を収録した最新動画をお届け!!

ここで特筆すべきは、サーフィンではレギュラーフッターである大澤伸幸が、なぜかスケートボードだとグーフィーフッターであるということ。
これではあまり共通点がないようにも思えるが、スノーボードはもちろん、スケートボード上級者においては、スイッチスタンスたるものは当たり前にできなくてはならない重要なカテゴリーであり、

「幼い頃からなぜかスケートボードだけはグーフィーフッターだった」

と語る大澤伸幸はそれをいち早く無意識かつ自然に取り入れていたということになる。

それだからこそ、後ろ足だけでも前足だけでもなく、両足を均等に近い状態で使いこなすことが可能な大澤伸幸のリバース系の技を得意とする高度なサーフィンが成立すると言って過言ではないだろう。

なので、自分が日常的に得意とするスタンスばかりを練習するのではなく、スケートボードにおいては地道にスイッチスタンスを練習する方法を取り入れてみることで、同じ方向のスタンスばかり練習していたのでは絶対に鍛えることができない足の親指やふくらはぎ、大腿筋など脚の細部にわたる筋力を鍛えることが可能となる。

スケートボードでのトレーニングは、ストリートのバンクやランページでのエアやリップアクション、さらにはボウルでのカーヴィングといった見た目がかっこいい方向に行ってしまいがちであるが、平地の広い駐車場さえあればスイッチスタンスでのスラロームは可能であり、見た目の地味さ以上に絶大なる効果を与えてくれるスケートボードを使った知られざるサーフィン陸トレ法なのである。

ちなみにここで大澤伸幸が愛用しているスケートボードは、昨日ご紹介させて頂きました大阪コンクリート・サーフセッションでの河谷佐助同様にRASH wetsuitsとHYDRO shapes & Designsによる世界に限定10枚のみのスケートボード。

 

HYDROのハンドシェイプデッキに、トラックにはCarverを採用するなど、サーフィンを陸上で再現することを目的としたハイスペックな仕様となっている。

さらなる詳細は下記リンクよりRASH wetsuitsオフィシャルサイトをチェック!!

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ