Movie & Photos & Text by colorsmagyoge.

105-SESSION from colorsmag on Vimeo.

 

10/4(火)の夜。

ビッグウェイブやチューブ波を追うフリーサーファーでありながらも

国内では片手で数えられるほどしか存在しない選ばれし

HURLEYプロライダーのひとりである関本海渡と、

日本が世界に誇る仙台新港の波に育まれた日本を代表する

チューブマスター松岡慧斗といった、

今シーズンの冬のノースショアでもっとも多くのフッテージやショットを残して

活躍したこの2名と合流し、台風18号のグランドスウェルと、

その前に日本列島を通過していった低気圧による

エクセレントコンディションを狙い、夜通し車を走らせること数時間。

目的地に到着すると、そこには台風18号直撃寸前に通過した低気圧による

セット頭オーバーのグリグリチューブ波が待ち受けていた!!

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このポイントをこよなく愛するプロサーファー

山本陽一と落ち合うと早速セッションを開始!!

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Yoichi Yamamoto.

 

colorsmag一行が到着した時にはすでに海に入っていたシンマスさんは

ここのポイントで一目置かれるローカルサーファー。

この日のセッションでは一度リーシュが切れて

海から上がってきたにも関わらず、スペアのリーシュをつけて再び入水し、

ローカルの意地を見せつけるかのごとく鬼のようなチャージを繰り返し、

その存在感は絶大であった。

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Shinetsu San.

 

今回の低気圧から送られてきたうねりの方向から、

レギュラー中心のブレイクとなった中、

バックサイドでハードなチャージを繰り返していたのは

ローカルサーファーのマサハル。

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Masaharu.

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Yocchi.

 

長野オリンピックでは日本代表選手として日の丸を背負い、

世界を相手に戦ったトッププロスノーボーダーの西田崇も

このセッションに駆けつけて来てくれたひとり。

数年前に会った時はサーフィンをはじめたばかりだったが、

久しぶりに会った今回はその急激な上達ぶりを目の当たりにし、

さすが日本代表選手としての身体能力の高さに加え、

そのずば抜けた天性の横乗りセンスに驚かずにはいられなかった。

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Takashi Nishida.

 

写真や動画も撮るローカルサーファーの原田くん。

パンキッシュなそのファッションからは想像つかないほどの

謙虚で低姿勢な方でありましたが、

海に入ればやはりそのファッション通りの

パンキッシュなライディングを連発しておりました。

この度は撮影後にサーフィンした自分の写真まで撮って頂き、

ありがとうございました。

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Harada Kun.

 

今回もこの波を予測し、見事に当てた松岡慧斗。

波情報が当たり前となり、携帯電話を開けば

すぐに情報を得られてしまうことで現代サーファーの大多数が失ってしまった

“波を読む研ぎ澄まされたサーファー的野生の感覚”

を持つ数少ないリアルサーファーと言って過言ではない存在。

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Keito Matsuoka.

 

このセッションでもっとも多くのチューブをメイクした関本海渡。

地元西湘に点在するリバーマウス、そして冬のハワイのバックドアで培った

ずば抜けたチューブスキルを遺憾なく発揮していた。

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Kaito Sekimoto.

 

例のごとく波の変化は著しく、

お昼前には北寄りの弱いサイドオンショアが吹きはじめ

この日のセッションはこれにて終了。

果たして、台風18号の通過に伴い、

明くる日はどのような波になるのか予測を立ててみたが

ここはもう風が悪くなってしまう予想だったので、

夕方に出発して数時間車を走らせ、波が良くなりそうな別の場所に向かうも、

迎えた翌朝にチェックすると、まさか肩頭前後のサイズの激強オフショア波。

全国的に期待はずれなコンディションとなった台風18号だったが、

その直前に通過した低気圧から贈られた

グッドコンディションを堪能することができた最高の弾丸トリップとなった!

この度、現地でお世話になったローカルサーファーの皆様へ

この場を借りて改めましたありがとうございました。

一生滑走!!!

 

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ