text & photos by Riki Kakaii

今は亡きハワイアン・レジェンドTiger Espereの遺志を継ぎ、生前に彼が居を構えていた鎌倉でハワイアンカヌー“Kamakura号”の製作が進んでいる。

この活動はハワイ先住民の伝統文化復興運動のシンボルとして知られ、日本にも2007年に寄港したHokulea号の日本版ともいえる。先述の通り、一時日本に居を構えていたTiger Espereが発起人となってスタートを切った。

Tigerの死後も親交があった方たちが中心となって、自然や古来から伝わる航海術へ触れる機会の提供や、一つの目的に向かって進むことで絆を生み出すきっかけになればと、Hulaなども取り込みながら精力的に活動しているプロジェクトだ。

昨年の暮れ、カヌーの材料調達に私も同行させてただいたのだが調達現場はなんと海岸。

超大型台風の影響で漂着したという20メートル近い巨木を引き上げた。

「木を伐採してカヌーを造るのは避けたい」というTigerの遺言に悩んでいた時に偶然流れ着いたというこの木は、Tigerからの贈り物だったのかもしれない。

「引き上げてください」といわんばかりにテトラポッドの上に乗っていたのも、実に不思議な光景だった。

大掛かりな引き上げ作業を経て、建造への準備が着々と進むKamakura号プロジェクト。

今週末にこのプロジェクトについての説明会が湘南・江ノ島で行われるということなので、興味を持った方は足を運んでみてはいかがだろうか。

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日時:1/22(日)13:30~15:30

場所:江ノ島女性センター視聴覚室

タイトル:伝統的なハワイアンカヌーの建造方法について

内容:ハワイアンカヌーの紹介、ハワイアンとカヌーの関係性など

講師:Kiko Johnston-Kitazawa(ハワイアンのカヌービルダー)

主催:NPO法人日本ハワイアンカヌー協会

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偉大なハワイアンレジェンドが遺したこのプロジェクトに注目していきたい。

>>>JHCA(日本ハワイアンカヌー協会)

 

ricky

神奈川県鎌倉市出身。幼少時より父・抱井保徳の影響で海に親しむ。 Andy Ironsのサーフィンと、写真やアートなどのCoast Culture全般に魅せられ、日本の波乗りを文化として確立することを己の歩む道として見据える。 主にカメラマンとしての活動しながら波乗り、アート、デザイン、執筆などで活動中。