Photos & Text by colorsmagyoge.

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6/6(土)、ローカルサーファーのますにいさんからの

「波が上がってます」

という嬉しい電話により、

目を覚ましたQUIVER社長のマロさん、JET中浦章、

JAH VIBRATION GLASS ARTSの時田隆司といったメンバーたちは

急いで準備を整えると、一路磯ノ浦へ。

晴天のオフショアという最高のコンディションのなか、

最大セット胸サイズの波に遭遇することとなった。

いてもたってもいられなくなった一行は、

ますにいやクッキーといったロコボーイズたちと合流するやいなや

早速セッションを開始!!!

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Akira”JET”Nakaura.

 

いつの日だったか誰かから聞いた

「磯ノ浦は関西の鵠沼みたいな場所で、いつも隙間がないほど海が混んでいる」

といった話しを思い出した。

まさに波が上がった磯ノ浦は、いつか誰かが話してくれた通り

多くのサーファーでぐちゃぐちゃにごった返していた。

が、ローカルサーファーのますにいに言わせれば、

「こんなん混んでない方ですわ!あははは!!」

とのことだったので、

これはもしかして本当に日本一混んでいる海は

鵠沼ではなく磯ノ浦なのではないかと思うほどだった。

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Masu Nii.

 

アウトサイド、インサイド関係なく人、人、人。

しかし、じっくりと見れば見るほどに

初心者から上級者まで、

この磯ノ浦というひとつのブレイクをプレイグラウンドに

レベルを問わずそれぞれがサーフィンに没頭し、

楽しんでいる姿がそこにはあった。

それはまさに磯ノ浦の波が、

初心者から上級者まで誰もが楽しめる

包容力の大きいライダブルなブレイクであることを

意味すると言って過言ではなかった。

いまま通りにこれからも、数え切れないほど多くの人が

サーフィンの素晴らしさをこの海を通して知ていくに違いないだろう。

そう考えると、日本のサーフシーンにとって磯ノ浦は

とても大切な役割を果たし続けている

特別なエリアであることを改めて知ったのだった。

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街と海が隣接する磯ノ浦エリア。

そんな土地柄は湘南にも共通するものがあり、

陸でもオシャレにこだわる和歌山スタイルを垣間見せてくれた

ローカルボーイのクッキー。

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Kucky.

 

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JET. 

 

和歌山に初めて来てみて気がついたことは

海沿いにたくさんのガレージが軒を連ねていること。

聞けば、和歌山の磯ノ浦エリアでは地元はもちろん、

大阪や神戸などの近隣都市から来るサーファーたちが

海沿いにガレージを借りることが

ステータスのひとつとなっているとのことだった。

チームやクラブ単位でボードやウエットなどギアを保管したり、

アフターサーフにみんなでビールを飲んだりと

男の隠れ家的なコミュニケーションの場として機能しており、

補足するならばある程度認められた大人でないと

ガレージを借りることはできないらしい。

そんななか、若くしてガレージを借りる権限を与えられた

ますにいさんは、やはりその器を持った男であるということなのである。

湘南にもこういったガレージカルチャーがあっても

いいのではないかと少し羨ましく思った。

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夕方になると和歌山SHELTERにて

今回のツアーの核であるイベント”Aloha Heaven”がスタート。

ここではcolorsmagのバックナンバーから選んだ写心を

スクリーンに映してスライドしながら、

そのバックストーリーを話していくという形の

スライド&トークショーを30分ほど行わせて頂きました。

こういう機会はないのでドキドキでありました。

来てくださったみなさま、本当にありがとうございました。

イベントはそのままChiyo Tia、東田トモヒロのライブへ突入!

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会場には大阪を代表するプロサーファーでビッグウェイバーの金田輝士、

プロのフリーサーファーとして活動するJET中浦章に加え、

大阪のサーフショップ”TRICKY“の松本晃一さん、

MrでなくDr.SURFSKATERのDr.Aこと岸アキラ、

さらには四国で開催されていたJPSAとWSL Japanによる

QS1000″BILLABONG PRO SHIKOKU”からの帰り道に立ち寄ってくれた

脇田貴之プロとハワイから来日中のMacy Mullenも登場。

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Koichi Matsumoto & Chiyo Tia.

 

下の一枚は左より、山利の6代目木村さん、Macy Mullen、

脇田貴之山利7代目木村尚博、ますにいさんによるショット。

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160年以上変わらない場所で朝を迎える

人や道具が変わっても

創り手の思い、届けたい味は変わらない。

七代目しらす創り山利のオリジナルPV動画も

ぜひチェックしてみてください。

七代目しらす創り山利 プロモーションムービー from YAMARI on Vimeo.

 

さらに日本海エリアからは

間屋口香や高橋みなと、村上舜をサポートする

スムース・スキン・エッセンス”DOUCE”のプロモーションを行うべく

レジェンドサーファーとして有名なソングさんも来場。

貴重な出会いが詰まった内容の濃いイベントとなりました。

 

翌朝はまたしてもゆっくりめのスタートとなり、

お世話になった本イベント主催者の浅井さんと

喫茶店”ガス燈”でモーニングを食べ、

お昼前には湘南へ向けて出発。

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波を追い求めることが第一の目的というよりも、

久しぶりにゆっくりとその土地独特のカルチャーに

触れることができた素晴らしい旅となった。

今回の旅、そしてイベントでお会いできたみなさま、

楽しい時間をありがとうございました。

colorsmagは仲村拓久未、佐藤魁、脇田泰地、安室丈、

中塩裕貴、松永大輝、宮坂桃子、川合美乃里といった

8名の若手たちと共に本日6/10(水)の飛行機に乗って

VOLCOM主催の世界大会TCT Global Championshipsの取材のため

カリフォルニアへと向かう予定。

明日から始まるTCTカリフォルニアツアーの記事も

乞うご期待ください!!!

 

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ