Photos & Text by Kuniyuki”92″Takanami.

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辻裕次郎、加藤嵐をはじめとしたBewetチームのほか

大野Mar修聖など多くの日本人トッププロサーファーたちが

毎年訪れるのが現在WCT開幕戦が開催されているオーストラリア。

世界中から世界のトッププロたちが集結し、

12月、1月のハワイから打って変わって世界の注目を浴びる

この時期のオーストラリアでの日本人トッププロたちによるその動向と

決して表には出ない世界的トッププロたちによるその裏舞台を

日本からオーストラリアへ拠点を移し、ワールドワイドな活躍を見せる

日本が誇る写心家、高波92邦行( www.kunitakanami.com)による

colorsmagならではのスペシャル・アーティクル第1弾をここにお届け!

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Yujiro Tsuji & Arashi Kato.

 

毎年恒例のイベントWSL WCTが今年もクーランガッタはスナッパーで幕を開けた。

最高のバンクとも呼ばれる波で魅せる

世界のトップサーファーたちのパフォーマンスに息を呑む中、

会場の隣のビーチを見渡せば

またそこにも実に多くのタレントサーファーで賑わっている。

Kelly SlaterやMick Fanningなどの超タレントサーファーが

調整のためにビーチでサーフすることもあれば、

トレーニングのために日本から訪れているサーファーたちも多く滞在し

同じビーチでレベルの高いセッションを繰り広げている。

「乗ればいい波、でも2時間海に入って乗れたのはわずか2本。」

混雑と背中合わせのスーパーバンク、そんな場所であえてサーフすることで

得られるものは波以外にもきっと多いことだろう。

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Arashi Kato & Yujito Ysuji.

 

Day1 ディーバー

スウェルが下がりつつある週末、サイクロンからの最後の残り波をハントするために

明け方から辻裕次郎と加藤嵐と共にクーランガッタのポイントをクルーズした。

東寄りの風が吹き始めたけど、週末ということでコンテストもオンになり

ポイントは若干空いているかも知れないという期待を胸にディーバーヘと向かった。

時折頭ほどのセット、裕次郎は自分の体、そしてマインドを一つ一つ確かめるように

少しづつアクションの速度を上げて調整を行っているようだった。

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Yujiro Tsuji.

 

一方の嵐もまた昨年痛めた足の怪我の様子を見ながらの調整だが、

豪州滞在中は週に3回のトレーニングを欠かさず行い確実に調子を上げている様子を

見て取ることができた。本調子まであと少しといったところだろうか。

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Arashi Kato.

 

隣のピークでは大野Mar修聖なども大きく太いラインで存在を際立たせていた。

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Masatoshi”Mar”Ohno.

 

朝のセッションで一番のショット。

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Yujiro & Arashi.

 

午後には裕次郎と嵐がGoproを手に持ってグリーンマウントへ向かい、

腰から胸ほどのファンな波をまるで子供のように

笑顔で撮影し合いながらクルージングしていた。

とは言っても一度良いセットが来れば

その波を最大に生かしたラインで一気にトップスピードに入るところは流石。

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Yujiro Tsuji.

 

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Arashi Kato.

 

子供のような無邪気さを併せ持つ2人に

良い波が訪れることを心より願う。

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さらに続く予定のディープで熱いこの時期の

From オーストラリアのアーティクルby 高波92邦行 vol.2を

乞うご期待ください!

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ