Photos by Ohishi Family. Text by colorsmagyoge.

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2011年3/11に突如巻き起こり、東北エリアを中心に

津波による忘れられぬ深刻かつ甚大な被害をもたらした東日本大震災。

奪われた尊い命は行方不明者も合わせ、

延べ18,000人以上とも言われているこの衝撃的な天災で得た教訓をもとに

静岡出身のプロボディーボーダー大石圭三氏の妻・里枝さんが、

津波から子供たちを守りたいという一心からおよそ4年近いの月日を費やし

浮力体を備えた通学バッグ”フロートート”を考案した。

「静岡県は、駿河トラフ、南海トラフ、そして相模トラフといった地震プレートが密集するエリア。いつ地震が起きて津波が来てもおかしくないんです。東日本大震災はそんな静岡の海沿いで暮らす自分たちにとって、まさに明日の我が身。万が一、通学中の子供たちに何かあったら..」

と、大石圭三プロは、妻の里枝さんと共に

“フロートート”の開発に挑んだその想いを語る。

そんな大石圭三プロの妻・里枝さんが開発した

浮力体を備えた通学バック”フロートート”とは、

普段はトートバッグとして使えるタイプのもので

非常時にはバッグの前面につけられているバックルをはずし、

側面のファスナーを開くとバッグが2つに分かれ、

それを頭からかぶって再びバックルを留めるだけで

ライフジャケットへと早変わりするという優れもの。

さらには、付属されているホイッスルを吹くことで、

子供たちが簡単に自分たちの生存を

周囲に知らせることができるように工夫も凝らされている。

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そんな大石夫妻の想いは、

すでにテレビや新聞の取材も受けるほど多くの方たちの共感を得ており、

現在、インターネットを介して不特定多数の個人から支援金を募る

日本最大級のサイト”READYFOR”にてプロジェクトを始動中。

より良いものを完成品とするべく改善点を洗い出し、

同じ想いを持つ有志たちの協力を得て2015年1/4(日)現在の時点で

さらに軽く、薄く、柔らかい浮力体を採用し、

すでに第4回目のサンプルを完成させている。

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本プロジェクトは、この第4回目のサンプルをもとに

さらなる改良が加えられる予定。

その動向から目が離せない状況だ。

自分の命にも代え難い我が子の命。

日本の未来、地球の未来を担う尊い子供たちの命。

ひとりでも多くの子供の命を救えるのならば。

ぜひとも大石夫妻の、この母の愛情から産まれたプロジェクトを

下記リンクよりチェックして頂き、

ひとりでも多くの方にお知らせ頂けたらと切に願います。

 

>>READYFOR | フロートート・プロジェクト

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ