Photos & Text by Takayuki”ManiaOchi”Ochi.
Photo by ManiaOchi.
————————————————————————————–
あらゆる角度から日本の次世代サーフシーンを引率する中村竜より
「11月は蟹stagram強化月間です」との指令を受けながらも、
まだ蟹stagram解禁直前の10月末に日本海の某所にて繰り広げられた
古川勇、林健太、田中英義、金田輝士、関本海渡といった
5名のそうそうたるメンバーによって繰り広げられた
“蟹stagram解禁直前セッション”。
今回は、その模様を捉えたcolorsmag関西支部としてお馴染み過ぎる
Mania越智こと越智孝之の写心と文章による
エキサイティングなセッションの模様をお届け！！
————————————————————————————–
西高東低の気圧配置により本領を発揮する日本海の某所。
長年のキャリアを活かしてそのときの天気図からコンディションを読み、
この日に狙いを定めて姿を現したのは
大阪をベースとし、関西代表の元祖プロサーファー＆プロスケートボーダーとして
広く知られる”カメさん”こと古川勇プロ。
東の横綱が勝又”cuts”正彦であるならば、
まさに西の横綱に古川”カメ”勇あり。
このセッションのあとは
さらなる波を求め、鳥取へ移動するフットワークの軽さはさすが！
Isamu”Kame”Furukawa.
以前のバックスウェルではここでの究極の一発となる
スペシャルウェーブをモノにした間屋口峻英。
今回は前回に比べて少しサイズダウンしたもののチャージは欠かさない。
Takahide Mayaguchi.
古川勇プロ同様、波の匂いを嗅ぎ付けて大阪からやってきたのは
大阪でGOLDEN SURFを営む傍ら、日本指折りのビッグウェイバーとして
活躍を果たすGrace surfboardsのトッププロライダー、金田輝士。
彼もまた日本海シーズンともなると必ずラインナップに姿を現すひとり。
今後もさらにスペシャルなチャージを見せてくれるに違いないだろう。
Kiyoshi Kaneda.
ここの波を狙う為にしばらく日本海に滞在していたのは、
日本を代表するトッププロサーファーのひとりとして多くのファンを抱える林健太。
前回のバックスウェル・セッションでの猛チャージ同様に
今回も素晴らしいチャージをみせてくれた！
kenta hayashi.
ハワイの波にも引けを取らないこのブレイクに乗るために
遥々湘南から駆けつけ、今回が自身初のチャージとなった関本海渡。
「今回はウネリの方向がベストでなかったようで思った以上に難しかったです」
とのコメントを残しながらも、
セットが入れば危険なワイプアウトをも恐れない果敢なチャージを繰り返し、
そのひと際光る存在感を現していた。
湘南が世界に誇る某河口を地元のポイントのひとつに持ちつつ、
冬のハワイのパイプライン、バックドアをこよなく愛する彼もまた
ここの波の虜になってしまったに間違いない。
Kaito Sekimoto.
日本海シーズンに度々このエリアを訪れているのは
2回もJPSAグランドチャンプに輝いている千葉が生んだ天才サーファー田中英義。
写真ではわかりにくいかも知れないが、
ここ特有のスペシャル掘れ掘れセットに対しても上手くタイミングを合わせ、
多くのいい波をモノにしていた。
今回の日本海トリップでは、
このブレイク以外にもこのエリアのビーチブレイクを満喫！
満足のいく日本海トリップとなったに違いない。
Hideyoshi Tanaka.
セッション後は、ご覧の通り関本と金田2名共に
見事サーフボードもハーフサイズに。。。
スペシャルな波をチャージした証！
Sekimoto Kaito & Kiyoshi Kaneda.
解禁直前の密猟状態にも関わらず、
シーズン突入にふさわしい素晴らしいメンバーでのエピックなセッションとなった！
このエリアならではの風情溢れる町並み、そして美しい自然はもちろん、
バビロンからしてみれば非常に贅沢な蟹スタンドでの蟹みそセッションに
思いを馳せつつ、次なるMania越智による西高東低セッションに期待したい！！
一生滑走！！！
