Photos & Movie by Jack Coleman. Text by colorsmagyoge.

aribrowne
Ari Browne.

rookiebeeyatch from raf on Vimeo.

 

 

フィンのついていないフィンレスボード・サーフィンでの

世界一のサーファーといえばそのパイオニアでもある

Derek Hyndにほかならないが、

そんなDerek Hyndに大きな影響を受け、

ここ数年でフィンレスボード・サーフィン界のスターダムにのし上がった

若手フィンレスボード・サーファーがいる。

オーストラリアのバイロンベイ出身、

若干21歳のAri Browneである。

2010年に木製アライアで数本波に乗って以来、

スラスター(3本フィン、日本で言うトライ)やツイン、シングルなど

フィンのついた従来のサーフボードでのサーフィンとは一線を画した

フィンレスボードならではの滑走感の虜になり、

気がつけば仲間たちと一緒に自分たちが乗るためのフィンレスボードを作り、

現在に至っているという。

Jack Colemanが手掛けた映像作品”groove move”で、

そんなAri Browneのライディングを初めて目の当たりにしたときには、

まるで稲妻に打たれたかのような衝撃を受けたcolorsmagであった。

GROOVE MOVE – (surf film trailer) from Jack Coleman on Vimeo.

 

 

今回のMovementでは、

フィンレス・サーフィンという少しマニアックな世界の入り口として、

Ari Browneについて少しだけ触れさせて頂いた。

単純にフィンレスボードと言っても、

持っているボードのフィンをはずして波に乗ってみるだけで

簡単にその感覚を味わうことは可能だ。

また、ここ数年間で言えば、Catch SurfのBeaterでのフィンレスボードも普及し、

真夏の海水浴場でその感覚を味わったという人も少なくないだろう。

みんなと同じようなボードに乗り、ひとつの規定のなかでのテクニックを目指す

スタンダード・サーフィンは間違いなく素晴らしいものだが、

また違った目線で波に乗ることで、

フィン付きボードではなかなか見えて来なかった何かが見えてきたりもする。

とにもかくにも、原点は自分が楽しむためのサーフィン。

せっかく海に入っているのにイライラしたりストレスを感じている人は

ぜひとも一度、フィンレス・サーフィンにトライしてみてはいかがだろうか。

「逆もまた真なり」 by NAKI語録

一生滑走!!

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ