Photos & Text by colorsmagyoge.

_MG_9662

 

 

ニューポートでのラストセッションとなった夕方には

台風17号からのグランドスウェルはオフショアに整えられ、

チューブ、アクション、カーヴィングと何でもありな

オーバーヘッドのパフェクションに恵まれた。

松岡慧斗、湘南の佐藤和也、高橋みなと、小嶋海生に加え、

小嶋海生の実兄にあたる小嶋兄弟次男坊、小嶋翼もセッションに参加!

相変わらずパワフルなサーフィンを魅せてくれた!!

_MG_9798
Tsubasa Ojima.

 

 

このセッションにおいては

圧倒的なスキルの高さを見せつけることとなった松岡慧斗は、

フロントサイド、バックサイド共にロングバレルを駆け抜け、

さらにはカーヴィング、アクションにおいてもピカイチな動きを披露してくれた。

_MG_9835 _MG_9836 _MG_9837 _MG_9838 _MG_9839 _MG_9840 _MG_9841 _MG_9842 _MG_9843 _MG_9844 _MG_9845 _MG_9846 _MG_9847 _MG_9848 _MG_9849 _MG_9850 _MG_9851 _MG_9852 _MG_9853 _MG_9854 _MG_9855 _MG_9856 _MG_9857 _MG_9858
Keito”K80″Matsuoka.

 

 

_MG_9999

 

 

このセッションでは元気いっぱいのライディングで

その存在感を遺憾なくアピールしていたのは、このエリアの次世代サーファー太田タクト。

このエリアを代表するプロサーファーであり、

日本のサーフシーンにおいてはソウルフルなビッグウェイバーとしても知られる

太田正俊プロの息子であることを納得せざるを得ない

天性のサーフセンスを持ち合わせた注目株だ。

_MG_0079
Takuto Ohta.

 

 

小嶋海生のサーフスタイルに対する細やかなこだわり。

サーフィンに対してはかなりマニアックな感覚を持っていることが

伝わって来るその滑りは、松岡慧斗同様、非常にフォトジェニックでもある。

_MG_0140_MG_0408
Kai Ojima.

 

 

前日の6ftクラスのハードコアなセッションで

自分の限界にチャレンジしたことにより、

この日は一日を通して一皮むけた感に溢れていた高橋みなと。

_MG_0285 _MG_0286 _MG_0287 _MG_0288 _MG_0289 _MG_0290 _MG_0291 _MG_0292 _MG_0293
Minato Takahashi.

 

 

このセッションにおいてもローカルサーファーたちに気を配りながら

目立ち過ぎないようにサーフィンをしていた佐藤和也。

しかしながら、一度波を掴んでしまえば、やはり目立ってしまうのであった。

_MG_0383
Kazuya Sato.

 

_MG_0427

 

 

 

シングルフィンでもこの動き。

サーフィンの基本が身に付いているからこその

玄人好みなサーフィンを魅せてくれたサーフショップ”glassy”の高橋ユウジ。

_MG_0477_MG_9826
Yuji Takahashi.

 

 

このセッションが今回の台風17号のグランドスウェルを受けたニューポートでの

ラストセッションになることを直感的に感じていたのか、

情熱的な滑りを魅せてくれた熊谷航。

松岡慧斗、小嶋海生といった身近な先輩たちをお手本に、

このエリアでもさらに一目置かれるサーファーとして

成長していくに違いないだろう。

_MG_9977
Wataru Kumagai.

 

 

matsuzakasan
Matsuzaka san.

ucchisan2
Ucchy san.

 

 

予想以上にサイズダウンが早く、

日没1時間前にはムネカタまでサイズを落としてしまったことから、

撮影を終了して今回の旅初となるサーフィンをするべく、

ようやく入水を果たしたcolorsmagに、1本目の波を快く譲ってくれた

松岡慧斗の先輩にあたるローカルサーファーのトモヒロ。

この場を借りて、本当にありがとうございました!

旅の思い出に残る気持ちの良い波でした!!!

このポイントは東北の湘南と呼ばれる東北一の仙台の街に隣接しているからなのか、

お洒落なスタイルにこだわるサーファーが多い気がした。

トモヒロもそんなサーファーのひとりである。

_MG_0202
Tomohiro.

 

 

colorsmag的には日本一のビーチブレイクにふさわしいと思っている

ここニューポートのパイオニアとして知られるBARE FOOT SURFの越後一雄氏。

その息子である長男の越後将平はこのエリアを代表するプロサーファーであり、

次男の越後耕平はサーフィンのスキルの高さも去ることながら、

つい先日、SUPで裏全日本チャンプに輝いた。

このエリアのサーフシーンの歴史を語る上で欠かせない越後家の

DNAの源泉である越後一雄氏は、この日堤防脇の根っこに近い無人のピークで

往年のライディングを連発していた。

_MG_0640
Kazuo Echigo. Photo by Keito Matsuoka.

 

 

パラダイスは長続きしない。

瞬く間に沈んでいった夕陽。

楽しかった時間はあっという間。

Party is over.

_MG_0661
Photo by Keito”K80″Matsuoka.

 

 

今回の旅は、本当に素晴らしい人たちと波に巡り会うことができ、

心に残るエピックでプライスレスな人生の宝となったことは言うまでもない。

ただひとつ心残りを言わせてもらえるならば、

colorsmagが十代の頃からよく一緒にサーフィンをしながら見ていて、

リスペクトを寄せている越後家の長男、越後将平プロの姿が

このシチュエーションにおいて見られなかったこと。

それはまた次回この場所を訪れる機会に恵まれたときの宿題としたい。

今回の旅でお会いしたみなさま、そしてお世話になったみなさま、

本当にありがとうございました。

また訪れた際には何卒よろしくお願い致します。

来たる台風18号のグランドスウェルに期待を寄せつつ、

みなさまがさらに良い波をキャッチできることを心より願っております。

Glide Forever!!!!!

一生滑走!!!

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ