Photos & Text by colorsmagyoge.

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9/30(火)の夕方。

この日の最終セッションを行なうべく、

BARE FOOT SURFからニューポートへチェックに向かうと、

早朝には6ftのメンツルだったパーフェクトな波は、

オンショアを受けて面ががたがたになっていたうえ、

多少サイズダウンして4-5ft前後のコンディションとなっていた。

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BARE FOOT SURF.

 

 

これは想像以上にサイズダウンが激しいと判断した松岡慧斗と佐藤和也に加え、

このエリアを代表するプロサーファーである小嶋海生と高橋みなと、

さらにはトップサーファーの熊谷航たちは、

とりあえずセッションを開始することに!!

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実際に人が海に入ってみると、

波はまだまだサイズダウンしていないのではないかと思えるくらいの

充分なサイズをキープしていた。

さらにはオンショアを食らって波がよれて面が乱れた分、

インパクトゾーンの水の量が多く、そのパワーは強烈になっており、

一度セットが数本はいると、インサイドはスープで真っ白な状態となり、ゲ

ッティングアウトもかなりハードであることが予想された。

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朝一のセッション同様、

ハワイ仕込みで日本トップレベルのビッグウェイブスキルを持つ

松岡慧斗のチャージが光るなか、それに感化されたロコボーイズたちも

次から次へと波を掴み、激しいチャージを繰り返す!!

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Keito”K80″Matsuoka.

 

 

松岡と共にこのエリアの次世代サーフシーンを引っ張る存在のひとりであり、

塩竈出身の小嶋3兄弟の三男坊である小嶋海生。

日本一のビーチブレイクと言って過言ではないニューポートの台風波を

流石のスキルで乗りこなしていた。

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Kai Ojima.

 

 

夕方のラウンド2では思いのほか徹夜ドライブの疲れがどっと出たのか、

あまり良い波を掴めず、最終的にはまたしても

どでかい特大セットを掴んだ湘南の佐藤和也だったが、

あまりに特大だったことからまさかのクローズアウト。

そのまま巨大なスープに飲み込まれ、立て続けに数本の波を食らいまくり、

改めてニューポートの洗礼を受けることとなったのだった。

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Kazuya Sato.

 

 

このセッションでひと際光るサーフィンをみせたのは

ロコボーイズの若手注目株のひとりであるJAPSSの熊谷素子プロの息子、熊谷航。

大きな身体を活かしたそのスタイルは、

ストロークの長いニューポートのビッグウェイブと相性が良いようで、

次々と波を掴んではビッグドロップを連発した。

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Wataru Kumagai.

 

 

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Asako Goto.

 

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Unknown good Surfers.

 

 

それぞれが波を数本掴み、切りのいい所で海から上がって来ると、

沖には高橋みなとがたった1人でランナップするのみという状況となった。

陽はすでに沈み、東の空から徐々に暗くなっていくなか、

何本かの波にパドリングし、テイクオフを試みるが、

台風17号からのうねりは強く太く、そして見た目以上に水の量が多いため

なかなかパワーゾーンにサーフボードを引っ掛けることができない。

沖に波が入る度に、駐車場で高橋みなとのその姿を見守るローカルたちから

指笛で合図が送られるが、ただただ時間のみが過ぎていく。

そんなローカルたちの声援を受ける高橋は

勇気を振り絞ってミドルサイズの波にテイクオフ!

が、タイミングが遅れてしまい、リップと共にフリーフォールしてしまった。

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Minato Takahashi.

 

 

水面に浮上してきた高橋みなとの姿を確認したローカルたちは、

安心して胸を撫で下ろしたが、何を思ったか、ボードをたぐり寄せた高橋は、

再び沖に向かってゲッティングアウトを開始しはじめたのである。

 

実はこの日の朝、高橋みなとは、

6ftオーバーの巨大なニューポートの台風波にチャレンジしていた。

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Minato Takahashi.

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9/29(MON)Morning, @ Newport Beach.

 

 

が、4時間入っても全然乗れず、悔しい思いをしていたのである。

いままで怖くてチャレンジしなかったほどの大きな波に挑戦し、

改めて恐怖を植え付けられたことから夕方はもうサーフィンしないつもりでいたが、

地元では幼い頃からよく知る兄貴的な存在である松岡から

「夕方もう一回行くぞ」

と言われ、意を決してこの日の夕方のニューポートにパドルアウトしていったのだった。

 

ローカルたちは再び沖に向かう高橋のことが心配になり、

再び指笛を吹きまくって岸へと戻るようにうながすが、

さらに沖を目指してゲッティングアウトしていく。

高橋をこのセッションにさそってしまった松岡は、

実の妹のように育ってきた高橋のことが心配で心配でいてもたってもいられなくなり、

ボードを片手にビーチへと駆け降りていった。

高橋がもうすぐラインナップ・ポジションにたどり着く手ところまで到達した。

が、アウトには数本の巨大セットが押し寄せてくるのが見えた。

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New Port Local Surfers.

 

 

「やばいぞ。この波、食らっちゃうんじゃないか!?」

一緒に見守っていたなかの誰かが言った。

ものの見事にそのセットの一本目をインパクトで食らってしまった高橋は、

その後も数本立て続けに、

スープだけでもダブルオーバーはありそうな強烈な波を食らいまくる。

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Minato Takahashi.

 

 

ローカルたちの指笛はさらに激しくなり、

さすがにそんなシチュエーションに本能的に命の危険を感じたのか、

高橋はようやく岸へと無事生還を遂げた。

大人の男でも躊躇するようなハードコンディションに立ち向かい、

まさに自分の限界にチャレンジしつづけた高橋の姿に、

胸が熱くなるほどの感動をおぼえたと共に、

正直、その姿の一部始終をレンズ越しから見ていて涙をこらえるので精一杯だった。

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Keito”K80″Matsuoka & Minato Takahashi.

 

 

まさにこの日のセッションにおけるcolorsmag的MVPを選ばせて頂けるのであれば、

本当の意味で自分の壁を乗り越えようと命がけで波に挑んだ高橋みなと以外には

考えられないほど、この日のすべてを彼女が持っていったと言って過言ではないだろう。

そんな高橋みなとのオフィシャル・ブログ

>>みなとの挑戦

では、ここにあるストーリーのバックストーリーについて

詳しく書かれているのでぜひチェックしてみてください!!

 

こうして大人から子供まで、

サーフィンという共通点だけで世代を越えた強い繋がりを持ち、

力を合わせて仲間を高めあうニューポートのローカルコミュニティー特有の

絆の深さを痛感することができた素晴らしい一日となった。

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果たして、翌朝は風がオフショアに変わる予報となっていたが、

どのような波が待ち受けているのか!?

予想以上のエクセレント・コンディションに恵まれることとなった

明日公開予定のニューポートセッションDAY2を乞うご期待ください!!

一生滑走!!!

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ