Photos & Text by colorsmagyoge.

_MG_6957

 

 

8/9(土)の午後は、

午前中に撮影した某ブレイクを一度離れ、

少し休憩したあと、気になるポイントをすべてチェック。

期待していたアウターリーフも予想以上にサイズダウンが進んでおり、

今回はパスする判断となった。

そんななか、プロサーファーの松岡慧斗、椎葉順と、

そしてビッグウェイバーの血を引く佐久間泰介と共に

セントラル・オブ湘南の某サンドバーをチェック。

そこには、、、

_MG_6976

 

 

6ftオーバーはありそうな太いうねりがどん深の地形をそのままスルーし、

インサイドにできたサンドバーにヒットしてまるでハワイのOTWか、

もしくはメキシコのプエルト・エスコンデュードのような

強烈な波がブレイクしていた。

しかも、数本に1本のセットは恐ろしいほどパーフェクトにブレイクし、

巨大なチューブを形成してスピッツを吹いていた。

_MG_6945

 

 

もちろん、このポイントのアウトにサーファーの姿はない。

ただのサーフィン愛好家であるcolorsmagからしてみても、

はっきり言ってライド不可能な波にしか見えなかった。

が、プロサーファーのなかでも

トップレベルのビッグウェイブスキルを持つ松岡”K80″慧斗は

この波を見てアドレナリンが全開になってしまったのか、

冷静に波を見た結果、

「ちょっとやめておこうかな」

という判断を下した椎葉順を横目に

「オレやります」

と言いはじめたのだ。

「いやいや、今日はもう朝のセッションで充分写真も撮れてるし、別に無理しなくていいんだよ」

そんなcolorsmagの言葉をよそに、最終的にはビッグウエイバー佐久間泰介まで

「オレも行ってきます!」

ということになった。

「オレもしばらく見てできそうな気がしてきたら入ろうかな」

と、椎葉順も一応ウエットスーツに着替え、一行はビーチへ。

最初に沖に向かっていったのは佐久間泰介だった。

が、波は思った以上にパワフルなようで、

インサイドでスープを食らいまくり、なかなか沖に出ることができない。

それを見ていた松岡は、左側のカレントからゲッティングアウトしていくが、

ビーチブレイクでのカレントなので、やはり数発ほど恐ろし波をドルフィンしつつ、

およそ5分間ほどで沖のラインナップポジションにたどり着いた。

オープニングウェイブを掴んだのは、最初にパドルアウトしていった佐久間泰介。

_MG_6909
Taisuke Sakuma.

 

 

手前の小振りな波であったにも関わらず、

4-5ftは確実にありそうに見えた。

続いて松岡が右奥からミドルサイズの波をキャッチ。

_MG_6920 _MG_6921 _MG_6922 _MG_6923 _MG_6924 _MG_6925 _MG_6926 _MG_6927 _MG_6928 _MG_6929 _MG_6930 _MG_6931 _MG_6932 _MG_6933
Keito”K80″Matsuoka.

 

 

流石と言わずにはいられない見事なプルインを魅せたが、

ブレイクが少し早かったうえ、最後の出口が閉まり気味だったため

この波はメイクできず。

しかし、この波を浜で見ていた椎葉順は、

これなら行けると判断したのか、

「ちょっと自分も行ってきます」

と言って立ち上がった。

ビーチには、いつの間にかギャラリーがたくさん集まってきていた。

「がんばってください!」

その中にいた野球少年のひとりから声援を受け、

椎葉順は海に飛び込んでいった。

意外とタイミングよくアウトに出ることができた椎葉順も

松岡たちと共に沖にラインナップ。

30分ほど待ってようやく入ってきた6ftオーバークラスの

形の良い特大セットを掴み、

日本のトッププロとしての貫禄を充分感じさせてくれる

素晴らしいライディングを披露してくれた!!

_MG_7010
Jun Shiba.

 

 

この1本で椎葉順が浜に上がって来ると、

それを見て感動した野球少年たちを含め、お年寄りから大人まで、

ビーチで見ていたギャラリーたちから拍手が送られた。

佐久間泰介も数本波に乗って上がってきていたことから、

アウトには松岡慧斗ひとりだけになった。

ギャラリーたちは固唾をのんでそれを見守る。

しかし、そのあと掴んだ波は不運にもクローズアウト。

これで海から上がってくるのかと思いきや、

またしてもゲッティングアウトを開始した。

セットの1本目の波に乗ってしまったことから、

その裏に入ってきていた巨大なセットを食らいまくりながらも

15分ほど掛けて再びアウトにラインナップを果たした。

その恐ろしいほどの体力と精神力に驚かずにはいられなかった。

日も傾きかけてきた頃、ようやく松岡が、最後となる波を掴んだ。

その波は、この日の中でもかなり太く、そして特大なうねりであった。

_MG_7044l
Keito”K80″Matsuoka.

 

 

ソリッドな壁と化した波の斜面を滑り降りていく慧斗。

が、波との一瞬の間合いがずれてしまい、チューブのなかでワイプアウト。

強烈に巻き上げられ、そのままモンスター級の恐ろし波に飲み込まれていった。

この波で、調子の良かったJoistik surfboardsのSCROBモデルの5’8″が

真っ二つに折れてしまうハメとなった。

半分泳ぎ状態で松岡が浜に上がってくると、

またしてもビーチのギャラリーたちから、盛大な拍手が贈られた。

_MG_7060_MG_7071
Keito”K80″Matsuoka.

 

 

まさにこれぞ本物のプロサーファー。

誰も沖にいなかった荒れた海を、一気にステージに変えてしまった彼らに

colorsmag自身も感動を覚えたことは言うまでもない。

今回の台風11号は8/8(金)、8/9(土)とかなり内容の濃い2日間となったが、

そんな台風11号のセッションを締めくくるのにふさわしい

エピックなセッションとなった。

一生滑走!!!

 

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ