Photos & Text by colorsmagyoge.

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7/14(月)〜7/21(月・祝)の8日間に渡り、

湘南鵠沼海岸を会場に開催されていた

今年の夏、日本最大級のサーフィンイベントとなる

QS 3☆”Murasaki Sports SHONAN OPEN”のファイナルデイが、

7/21(月)に無事終了となった。

優勝は、昨晩の速報でお伝えした通り、

>>QS 3☆”SHONAN OPEN”は松下諒大が不屈の闘志で逆転優勝を飾る!!

湯河原出身の若手注目株のひとり、松下諒大!

攻めの一手でどんな不利な状況でも大逆転を繰り返し、

感動の勝利で会場を興奮の坩堝へと陥れた!!

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Ryota Matsushita.

 

 

本日の記事では昨晩の速報ではお伝えできなかった

colorsmag的ハイライトをお伝えしたいと思います。

 

今大会でcolorsmag的に印象に残っているのが

堀越力と都筑百斗といった2名のロコボーイの活躍。

2名共にクオーターファイナルへと駒を進め、

鵠沼特有のパワーのない小波においてそのスキルを見せつけた。

今後のさらなる成長が実に楽しみである。

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Riki Horikoshi.

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Momoto Tsuzuki.

 

 

ロコボーイの活躍といえば、

堀越力、都筑百斗の先輩に当たる河村海沙を忘れてはならない。

今大会においては、なんとセミファイナル進出!

同率7位というまずまずの好成績で今大会を終えた。

2015年頭にパイプラインで開催予定のVOLCOM PIPE PROに出場するために

充分なツアーポイントとランキングをこれでゲットできたことだろう。

今シーズンのハワイでの活躍にも注目していきたい。

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Kaisa Kawamura.

 

 

そんな一方で、ディフェンディング・チャンピオンであるMarこと大野修聖は

今大会では良い波に恵まれず、ラウンド4で敗退。

運も大きく左右した今大会のコンディションとなった。

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Masatoshi”Mar”Ohno.

 

 

足首の怪我が完治していない状態での参戦となったが、

上手く小波を乗りこなし、田嶋鉄兵と共に見事セミファイナルまで進出。

ファイナルは後一歩のところで逃してしまったが、

けが人とは思えない素晴らしいパフォーマンスをみせてくれた加藤嵐。

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Arashi Kato.

 

 

大切な場面で痛恨のインターフェアを犯してしまった辻裕次郎。

生見育ちだけあり、小波スキルの高さに改めて驚かされた。

スープの下でラウンドハウスカットバックしたのを見たときは、

思わず一緒に見ていた仲間とうなってしまった。

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Yujiro Tsuji.

 

 

湘南では、そんな辻と行動を共にしていた仲村拓久未。

なかなか走れる波を見つけるのが難しいコンディションのなか、

苦戦を強いられ、セミファイナルで敗退となった。

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Takumi Nakamura.

 

 

VOLCOMチームの若手注目株のひとりである村上舜は

同じVOLCOMの先輩にあたる田嶋鉄兵に

クオーターファイナルで粉砕される結果となった。

次回の活躍に期待!!

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Shun Murakami.

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Teppei Tajima.

 

 

世界基準のASPコンテストにおいて、

国内でのプロ資格など無意味に等しい。

アマチュアながらクオーターファイナルでは松下諒大と大接戦を繰り広げ、

ひとつの見せ場を作った千葉出身の塚本勇太。

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Yuta Tsukamoto.

 

 

大きな身体を活かしたビッグムーブでハイスコアを連発。

誰にもその勢いを止められないかに見えたConner O’learyだったが、

松下諒大の優勝に対する強い気持ちがそれに歯止めをかけた。

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Conner O’leary.

 

 

鵠沼ロコボーイのなかでもっとも素晴らしい活躍をみせたのは小林直海。

スローな動きに見えてもスムーズにスピードにのり、

大きなリエントリーを連発して3位入賞を果たした。

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Naomi Kobayashi.

 

 

今大会では4位となった浜瀬海。

確実にそのスキルを上げてきているアップカマーのひとりだ。

 

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Kai Hamase.

 

 

全体を通して若手選手の活躍が著しかった

今回のQS 4☆”Murasaki Sports SHONAN OPEN”!!

波のコンディションは少し残念だったが、

それすら吹き飛ばしてくれるようなエキサイティングな戦いが繰り広げられ、

今年の夏、日本最大級のサーフイベントにふさわしい盛り上がりとなった。

来年も本イベントは日本のUS OPENを目指して行なわれる予定!!

今年見逃したという方は、来年ぜひ足を運んでみてください。

一生滑走!!

 

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yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ