Photo&commented by Naki. Text by colorsmagyoge.

これはタイタスさんが
息子のノアと俺のサーフィンを見ていてくださって、
英語で「サーフィンが好きか?」というような会話をしているとき。
この写真で言いたいのは、
サーフィンという共通点がジェネレーションをも超える
コミュニケーションのツールになる、というのかな。

カウアイ島にはタイタスさんの上にフレちゃん(Naki’s blog参照)
がいて、フレちゃんの息子がちょうど俺と同じ年くらいだから、
ノアは孫くらいの年になる。

そうやってジェネレーションはまったく違うけど
伝えていくべき何かがあって、
それがサーフィンという共通点があるからこそ
伝えられるものがあるというか、
例えば波の話だったりサーフボードの話だったり、
だから話は尽きないよね。

そういう意味でサーフィンって素晴らしいな、と思うんだ。
例えばサーフトークっていうのをみんなは求めて
サーフ系の居酒屋に行ってみたり、
いい波に乗った日には
その日一緒にサーフィンした仲間と食事に行ったりして、
陸で感嘆するわけだけどさ。

海上がりのそういう時間っていうのはたまらない楽しい時間だと思う。
これもひとつのBeyond the surfingなんじゃないかなと思うよね。
ましてやタイタスさんは世界的に有名なサーフィンの達人なわけで、
その分、言葉一つ一つに重みがあって、
それをノアがどこまで受け止めているのかはわからないけど
そうやって言葉で伝承されていくものがあるっていうのは
すごいことだよね。
この写真の中には、そういう要素がたくさん入っていると思う。

by naki

たしかにサーフィンは、ジェネレーションや言葉の壁を超えて
通じ合える不思議なコミュニケーションのツールだな、と
身をもって感じます。
例えば英語が話せないのに海外へ行った場合など、
サーフィンを通じて何となくロコと知り合いになり、
やがてコミュニケーションがとれるようになり、
帰国する頃には少し英語が話せるようになっている
なんてことは、海外トリップを経験したことのあるサーファーなら
一度は体験したことがあるのではないでしょうか。
また、サーフィンをしていなければ
絶対に知り合わなかったような遠くに住む人をはじめ、
自分の親や子供と同世代の人たちとも巡り会うことができます。
波との出逢い。
そして、人との出会い。
そのすべてが一期一会。
サーフィンが与えてくれるものは、
人生のかけがえのない財産になるものばかりですね。
サーフィンをやっていて、本当に良かった。
ありがとうございます。

colorsmagyoge.

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ