Reported by ISA.

6月8日(金)~10日(日)の3日間、宮崎県木崎浜ポイントで

“HPCハイパフォーマンス・キャンプ in 宮崎”を行いました。

参加選手はトッププロを含めたコンペーサーファーや

地元のローカルサーファーたち。

今回の目的は、

世界のスタンダードな大会で勝ち抜く為のフィットネス、

テクニック、波の使い方、ゲーム戦術、

メンタルコントロールを習得すること。

選手それぞれにとって重要なトレーニングとなった様子でした。

まず「どのようなライディングがジャッジに評価されるのか」

というジャッジ基準を選手自身が理解する事で、

初めて必要動作や技の切れが明確となり課題が抽出できます。

当日撮影した動画をチェックしながら技術解析、

WT(ワールドツアー)ライダーと参加者のライディングを比較し、

正しい動作を理解してもらい、ピンポイントフォーカス、

動作の何が悪く何が良いのか、

できなかったことをできるようにするために

どのようにしたら良いのかを話し合う。

トレーニング・メニューの方は、

ドリル・トレーニングはもちろん

ヒート・シミュレーションでは色んな制限を設けてみたり

メンタル要素もかなり含むトレーニングも行なった。

さらに今回のトレーニング中にはチームチャレンジを開催し

個人戦になりがちなエリート・トレーニングにおいて

あえて団体戦を含むことでチームメンバーに対する

責任感はもちろん、より強いプレッシャーがかかる状況を

作ることでトレーニングを実践化。

コンペテション・サーファーの為の

ハイパフォーマンスキャンプは参加者に大きな刺激を与え、

課題の見つけ方や克服の仕方の参考になった、

と自負しております。

今後の参加者みなさんの今後の活躍が楽しみです。

参加して頂いた選手、引率のみなさん、

各メーカー関係者の方々、ありがとうございました。

また、この様なISAキャンプで会える事を楽しみにしています。

 

===HPCコーチ Samba Mannからのコメント===

今回はHPCコンペテンション・キャンプ宮崎の

ハイパフォーマンス・コーチとしてオーストラリアから日本へ

呼んで頂きありがとうございます。

HPCスタッフ一同感謝している次第です。

今回は最新の動作分析ソフトを駆使し、

皆さんのテクニック分析をしました。

今回の参加者の中には、

すでに世界のメジャーな大会で活躍している子も見受けられ

私がコーチングしているオーストラリアの子供達と

まったく引けをとりません。

また、中には、

それ以上の才能を発揮している子さえ見受けられました。

コンペテンションキャンプということで、

今回は私が14才からプロの世界に入り、

現在指導者としてエリートサーファーの指導に当たるまでの

経験から得たヒートの戦略、メンタルリハーサル等、3日間

できる限りのドリルを紹介しました。

正直、日本の子供達(大人達)のレベルがこれほど高いとは

日本に来るまで想像すらできませんでした。

なのになぜ?日本にWTサーファーがいないのか?

年齢的には15才からが勝負どころです。

オーストラリアではこの時期(年齢)にコーチを付け

サーフトレーニングに励みます。

一番成長過程が現れるからです。

WT入りするには

アスリートとしての自覚を持つことが一番大切です。

単なるサーファーではなくアスリートとして日々、

トレーニングに励むようにすることです。

今回、紹介したトレーニング方法などは、

宮崎のトミー(富岡さん)ケンゴ(中迫謙吾)に渡してあります。

いつでも又、同様のトレーニングを受ける事も可能です。

また、オーストラリアに来る機会があれば、

私がいつでもコーチングをします。

宮崎、そして日本の人達の思いやりと、

食事の美味しさ、宮崎でのサーフィン、

日本での全てがとても良い経験でした。

最後に、今回HPC宮崎キャンプ開催にあたり

協力して頂いたローカルの皆様、

トミー、ケンゴ、ケイシ、ヒロ、心から感謝します。

ありがとうございます。

 

If You want be WT rider, You must have a good coach and training lots like a Mick funning.

Training hard and Riping !

 

もし、あなたがWTサーファーになりたいなら、ミックのように良いコーチとトレーニングを欠かすことはできません!

Samba Mann

 

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yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ