Bruce Brownの処女作となるサーフィン映画”Slippery When Wet”(1958)

 

サーフィンをテーマにした映画”エンドレスサマー”の生みの親であり、サーフムービーの父と言って過言ではない存在であるBruce Brown(80歳)が永眠についたことが、現地アメリカ時間の12/11(月)にSurflineやSTABなどの海外サーフメディア各社より報じられた。

Bruce Brownは1937年にサンフランシスコで生まれ、10歳のときに家族と共にロングビーチへと引っ越すと、そこでサーフィンの魅力に取り憑かれ、当時Bud Brownが手がけたハワイアン・サーフムービーを通して最終的にはサーフィン映画の世界へ。

その後8年間で”Slippery When Wet”(1958)、”Barefoot Adventure(1960)”、”Surfing Hollow Days”(1961)、”Waterlogged(1962)”をリリースした後、1966年にはMike HynsonとRobert Augustといった2名のサーファーが夏を求めて世界を旅する”The Endless Summer”をリリース。

これが大ヒット作となり、そのおよそ30年後の1994年にはPat O’ConnellとRobert”Wingnut”Weaverの2名が出演する”The Endless Summer ll”が上映され、世界中にサーフィンの素晴らしさを伝えた。

インターネットやSNSを開けば当たり前のようにサーフムービーを見ることができる現代において、まさにその礎となる作品を世に送り続け、世界中に影響を与え続けたサーフムービーの父Bruce Brownのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

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Rest In Peace

Bruce Brown 1937-2017

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https://www.brucebrownfilms.com

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ