Photos & English Text by Dave Yamaya. Japanese Text by colorsmagyoge.

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Yukio Ogawa. Photo by Dave Yamaya.

 

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全国各地に素晴らしい波を届け、

平和で幸せな数日間を与えてくれた二子玉低気圧。

今回の【Dave Yamayaの】では、そんな二子玉低気圧による

鴨川での、太陽が昇って沈むまで、最高なバイブスに包まれた

一日の模様をDaveさんの写心とテキストでお届け!!!

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Sun Up to Sun Down

6am. I can hear the waves calling me. There is a pumping swell. I meet the Ogawa brothers at Grand, a spot between the main breaks of Kamogawa. Shifty lefts and rights spread out across the empty beach break. The bros suit up and hit the line up. 

Yukio opens the session on his backhand testing out the lefts, then on his way back out finds himself in position for a nice right. A big powerful swooping top turn. Sick!

太陽が昇って沈むまで

朝6時。

聞こえて来る波の音に誘われ海へ向かうと、

前夜に通過した二子玉低気圧からのウネリが届き波はパンプしていた。

鴨川のメインブレイクの間にあるグランドにて、

小川能弘と直久、幸男の小川3兄弟と合流。

無人の海でブレイクする形の良いレフトとライト。

それを見た小川兄弟は、急いでウエットスーツに身を包むと、

我れ先にと沖へ向かって行く。

このセッションのオープニングを飾ったの小川幸男は、

まずはレフトの波を掴んでその感覚を確かめると、

今度は形の良いライトに狙いを定めてラインナップ。

パワフルなビッグ・トップターンを魅せてくれた!!

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Yukio Ogawa.

 

Next up is Naohisa, also looking at the lefts, throws buckets off the top. A little patience searching, and scores a nice right coming off the bottom and carving a smooth turn on the open face.

次に波を掴んだのは兄の小川直久。

レフトの波を掴むと、

トップでバケツの水をぶちまけたような大きなスプレーを上げる。

さらに良い波を掴むべくじっくりと波を待ち、

今度はライトの良いセットにテイクオフ。

深いボトムターンから、

広いオープンフェイスを最大限に活かしたスムーズなカーヴィングターンを

いとも簡単そうにメイクする。

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Naohisa Ogawa.

 

The oldest of the brothers, Yoshi, finally finds a sizable left after having an unlucky session in the morning’s tricky surf.

小川3兄弟の長男である小川能弘プロは、

波数も多く良い波を見極めるのに苦戦しながらも、

最終的には特大セットのレフトをゲット!

Yoshi
Yoshihiro Ogawa.

 

By mid morning, the swell was already on the way down, and Seaside started to turn on. Junji Sonoda was having some fun on a single fin, while his pro riders, Hiroe Tahara and Hiroki Hayakawa were ripping as usual.

朝2を迎えた頃になると、波は少しサイズダウン気味となり、

シーサイドのコンディションが上向いてきた。

ここでは田原啓江プロと早川広起プロが

いつものようにリッピングを連発するなか、

そんな2人をサポートするJSサーフボードのシェイパー園田淳二が

シングルフィンの滑りを堪能していた。

Hiroe Tahara
Hiroe Tahara.

Hiroki Hayakawa
Hiroki Hayakawa.

Junji Sonoda
Junji Sonoda.

 

Seaside local, Kazuki Kitaura showed up and put on a How To Clinic for the surfers behind him.

シーサイドのローカル、北浦一樹も

コンディションが良くなってきたこのタイミングでショーアップ。

後ろのサーファーに、ここのブレイクの正しい乗り方を教授する。

Kazuki Kitaura
Kazuki Kitaura.

 

Legend surfer, Mikio Kawai showed his smooth surfing style with a nice swoop off the bottom.

日本を代表するレジェンドサーファー川井幹雄氏も、

そのスムーズなサーフスタイルを活かした往年のボトムターンを披露する。

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Legend, Mikio Kawai.

 

The day and surf came to end, and an invitation to one of Kamogawa’s best restaurants, Yamadaya Shokudow, to enjoy some LIVE entertainment, food and drinks.

I am a big fan of AKILA and his music, and it was good seeing him perform again at renamed Yamadaya Ongakudow. AKILA put on a class act and everyone enjoyed the special rhythms.

一日のサーフセッションを終えると、

鴨川一番のレストラン”山田屋食堂”に招待され、

酒を片手にミュージックライブを楽しんだ。

自分自身もビッグファンのひとりであるAKILAの音楽を、

装いも新たに”山田屋音楽堂”に改名したこの場所で再び聞くことができ、

最高なひとときとなった。

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AKILA’s LIVE @ Yamadaya Ongakudo.

 

Mahalo

ありがとうございました。

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ