Movie & Photos by WSL. Text by colorsmagyoge.

 

ポルトガルのスーパーチューボスを舞台に開催中のCT第3戦”MEO Rip Curl Pro Portugal”は、DAY1よりもサイズアップしたセット8ftオーバーのハード・コンディションとなった現地時間と日本時間の3/12(日)にコンテストDAY2が行なわれ、MENSイリミネーション・ラウンドとラウンドオブ32のヒート14までを消化。

注目の五十嵐カノアはイリミネーションラウンドのヒート2でKelly Slater、Fredirico Moraisと対戦。
モーニングシックでどれがいい波なのかまったくわからない難しいコンディションの中、1本目に4.33ptをマークしてリードした五十嵐カノアはじっくり待って掴んだ3本目の波でチューブをメイクして6.67ptをスコア!

Kelly Slaterを2位にFrederico Moraisを3位に抑えてラウンドオブ32へと駒を進めた。

 

ラウンドオオブ32のヒート2ではConnor O’learyがNat Youngと対戦。

1本目に5.33ptをマークしたNat Youngが3本目に4.33ptをバックアップにまとめてリードをはかる展開の中、Connor O’learyが5本目に掴んだセットのレギュラーでパワフルかつバーティカルなリップを決めて5.10ptをマーク。

さらに6本目にはグーフィーの波でチューブからのフィニッシュでレイバックをメイクして7.17ptのハイスコアを叩き出し見事ラウンドオブ16へと駒を進めた!

 

ヒート8では五十嵐カノアがブラジルのSamuel Pupoと対戦。

1本目にセットのレギュラーを掴んでロングチューブをメイクし、8.00ptのエクセレントスコアを叩き出した五十嵐カノアは2本目に5.23pt、3本目に5.27ptとバックアップを僅かに伸ばしてリードを保つ。

が、ヒート後半にSamuel Pupoが6本目の波で7.23ptをマークすると、7本目には7.17ptとハイスコアを連発。

まさかの大逆転されてしまう形で惜しくもここで敗退となり、今大会を17位でフィニッシュすることとなってしまった。

 

ヒート12ではルーキー和井田理央がワールドチャンプJohn John Florenceと対戦。

フロントサイドのビッグスナップで4.50ptをマークしたJohn John Florenceに対し、攻めの姿勢の和井田理央も同じくフロントサイドでビッグスナップをメイクして5.17ptをスコア!

バックアップに3.50ptをまとめて和井田理央が1位でリードを保つ中、John John Florenceが4本目にバックサイドで4.67ptをスコアして逆転1位のポジションへ。

しかし、じっくりいい波を待った和井田理央が7本目の波で4.13ptをスコアすると見事逆転返しに成功!

ルーキーが2×ワールドチャンプを破る大波乱を巻き起こし、ラウンドオブ16進出を果たした!!

 

迎えるラウンドオブ16ではヒート1でConnor O’learyがCaio Ibelliと対戦。

和井田理央はヒート6でBarron Mamiyaと対戦予定となっている。

 

 

ビーチブレイクでありながら、Callum Robsonが10ptを叩き出したようなまるでハワイのオフ・ザ・ウォール級の強烈なチューブからリッパブルな波までランダムに来ることから、予測するのが難しいスーパーチューボスの波を舞台に、Connor O’learyと和井田理央がさらなる快進撃を魅せてくれることに期待したい!!

 

コンテストDAY3は日本時間の3/13(月)15:50にコールされる予定。

LIVEをお見逃しなく!!

 

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yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ