MENS QS1000でダントツの強さをみせて優勝を果たした村上舜。ISAでも大活躍を果たすなど、2019年はまさに村上舜が総取りした一年と言って過言ではない。Shun Murakami.

Photos by Motoko Kumagai. Text by colorsmagyoge.

 

宮崎県の小倉ケ浜を会場に、WOMENS QS3000とMENS QS1000、台風の影響で延期となっていたWJCプロジュニアの日本代表選考が同時開催されていた”White Buffalo HYUGA PRO”は10/20(日)に大会最終日を迎え、無事全スケジュールを消化。

WOMENS QS3000ではオーストラリアのZahli Kellyが、MENS QS1000では村上舜が、WJC MENSではKetut Agusが、WJC WOMENSでは脇田沙良が優勝を飾った!

また、今シーズン国内最大級となったWOMENS QS3000における日本人選手の活躍は、セミファイナル進出を果たした都筑有夢路が3位、クォーターファイナル進出を果たした脇田沙良が5位という好成績を残した。


Amuro Tsuzuki.

 

2020年CT入りの可能性が非常に高い都筑有夢路は、今回の結果によってQSランキング8位から5位に上昇!

11/15(金)から11/17(日)までを大会期間にオーストラリアで開催予定のWOMENS QS6000″Port Stephens Toyota Pro”を目前に、2020年CT入りの可能性をさらに高めた!

 

また、11/26(火)から12/1(日)の予定で台湾を舞台に開催予定のWSL WJC(World Junior championship)のアジア代表枠は、MENSがKetut Agus、村田嵐、矢作紋乃丞、加藤翔平の4名に、WOMENSが脇田沙良、松田詩野の2名に確定!

世界中のトップジュニアがプロジュニアワールドチャンプの座を賭けて戦うWJC本戦での活躍にも期待したい!!

今回はその模様を、日本一のビーチブレイクとして世界的にも知られる仙台新港を代表する女性プロサーファーとして活躍してきた経歴を生かし、現在はフォトグラファー&フィルマーとして活躍する熊谷素子によるフォトギャラリーでお届け!!


ファイナルでは村上舜との一騎打ちとなり、惜しくも優勝を逃した西修司。今シーズンはJPSAでも優勝を果たしランキングもトップをキープしているなど、安定した強さを発揮。Shuji Nishi.


MENS QS1000でセミファイナル進出を果たし、3位入賞を果たした平原颯馬。Soma Hirahara.

 


惜しくもセミファイナルで敗退となってしまったが、今大会においてもずば抜けたその強さを十分みせてくれた和井田理央は平原と共に同率3位入賞。Rio Waida.

 


今大会で見事優勝を果たしたのはオーストラリア出身のZalhi Kelly.ファイナルでは最後の波で7.50ptをマークし、さらにその差を広げ、Alyssa Spencerを相手に逆転を果たした。Zalhi Kelly.

 


WOMENS QS3000では5位、そしてWJCでは優勝を遂げた脇田沙良。さらにその上手さに磨きがかかってきているだけに、台湾でのWJC本戦での快進撃に注目したい!Sara Wakita.

 

 


WJC WOMENSで準優勝を果たし、台湾で開催予定のWJC日本代表選手枠を獲得した松田詩野。2020年東京オリンピックの日本代表選手がほぼ決定となっている中、今後もその動向から目が離せない!!Shino Matsuda.

 


MENS WJCで見事優勝を果たしたのはインドネシアのKetut Agus.WSL JapanとWSL Asiaがひとつとなったことから、今後もこうしてインドネシアからハイレベルな選手がWJCのアジア選考に参加してくることのだから、日本人選手にとっては驚異以外の何物でもない。Ketut Agus.

 


クリエイティブかつコンペティブでもある他にはない個性を持つ実力派、村田嵐は優勝こそ逃したものの、見事準優勝でWJC選考大会のMENSをフィニッシュ。日本代表選手として台湾で開催されるWJC本戦ではどんな活躍を見せてくれるのか!? Go Arashi!!! Arashi Murata.

 


エアリバースをはじめとしたトリッキーなリップアクションを武器とする矢作紋乃丞は3位入賞。Monnojo Yahagi.

 

3KATOこと加藤三兄弟の次男坊である加藤翔平。セミファイナルでは安室丈と上山キアヌといった2名のISA金メダリストを抑え、見事1位でラウンドアップを果たして大番狂わせを巻き起こすなど、今大会においては台風の目となる活躍をみせた鬼要チェックサーファー。WJC本戦での活躍に期待が高まる!!Shohei Kato.

 

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【WOMENS QS3000】
優勝:Zalhi Kelly
2位:Alyssa Spencer
3位:Phillipa Anderson、都筑有夢路

 

MENS QS1000】
優勝:村上舜
2位:西修司
3位:和井田理央、平原颯馬

 

【WJC ASIA MENS
優勝:Ketut Agus
2位:村田嵐
3位:矢作紋乃丞
4位:加藤翔平

 

【WJC ASIA WOMENS】
優勝:脇田沙良
2位:松田詩野
3位:野中美波
4位:中潮佳那

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【WCJ 2019アジア代表選手】
MENS
Ketut Agus、村田嵐、矢作紋乃丞、加藤翔平

WOMENS
脇田沙良、松田詩野

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さらなる詳細は下記リンクよりWhite Buffalo HYUGA PROオフィシャルサイトをチェック!!

 

>>White Buffalo HYUGA PROオフィシャルサイト

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ