Movie by Hurley. Text by colorsmagyoge.

 

Bronson Meidyといえば、近い将来、ワールドチャンピオンに輝く可能性を十分に秘めた弱冠13歳の天才キッズサーファーとしてこれまで何度かcolorsmagでもご紹介させて頂いている世界中の注目を浴びるインドネシアの期待の星。

華やかに見えるBronson Meidyであるが、そんな彼は9歳の時に、故郷であるスンバワ島に家族と一緒に住むのか、さらなるサーフィン向上を目指してRizal Tanjungのバックアップの元、バリを拠点とするのか、厳しい選択を迫られた。

そこで自らの夢を叶えるべく、バリに住む選択を下したBronson Meidyは、4年後の現在、こうして世界の注目を浴びる小さなサーフスターへと成長を遂げた。

しかし、そうなった今もBronsonは決して家族が住む故郷のことを忘れることはない。

そんなBronson Meidyは、ちょうどクラマスとウルワツの2箇所で行われていたCTを観戦せず、Marlon Gerberと共に故郷でレイキーピークのあるスンバワ島の村へと帰省した。

安心して綺麗な水を飲むことが難しい環境にある故郷の村に、清潔な飲料水を供給するためである。

 

HURLEYからドロップされた本ショートクリップは、そんなリアルストーリーをドキュメントした作品となっております。

しかしながら、ワールドチャンピオンを目指すべく、Bronson Meidyが親元を離れて暮らすこととなったのがまだ9歳の時のこと。

いくらなんでも自らの夢を叶えるためとは言え、9歳の子供を世に送り出すなど早過ぎであり、常識外れと言われてもおかしくないだろう。

しかし、これが本気でワールドチャンピオンを目指して人生を賭ける人間がチョイスした生き方であり、それをバックアップする家族の愛の形だとするならば、果たして日本からワールドチャンピオンが生まれるのはいつのことになるのだろうか。

色々な意味で多くのことを考えさせられる必見の作品となっております!

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ