Kelly Slaterによる人口波”Surf Ranch”を舞台に、オリンピックに向けたWSL主催のスペシャルイベント”Founders Cup of Surfing”が無事終了となったその矢先に、AWM(American Wave Machines)がテキサスのウェイコという場所にあるウォーターパーク”Cable Park”に、またしても新たな人口波システム”Perfectswell”を誕生させた。

このAmerican Wave Machineによる”Perfectswell”は、海洋力学を基にボタン操作ひとつで波のタイプ、サイズなどを無限に制御することが可能。

例えばチューブが練習したければチューブの波を、エアの練習がしたければエアができる波を、レギュラー、グーフィー、ウェッジなパーフェクトAフレームまで、波を待つことなくテンポよく生み出すことができることから、どんなレベルのサーファーであっても自分にあった理想的な波をより短期間で多く乗ることができ、なんども反復練習することが可能な驚異的なシステムとなっている。

今からおよそ17ヶ月前に、この”PerfectSwell”の模型を使った実験映像がリリースされ、その開発に携わるJOBことJamie O’BrienとCheyne Magnussenの2名がその無限の可能性についてコメントしていたことは記憶に新しい。

しかし、今となってみれば、その仕上がりは想像をはるかに上回るハイクオリティーなものとなったようだ。

下に掲載させて頂いたのは、ハワイ出身のSeth Monizが人類初となるバックフリップを人口波でメイクした瞬間を捉えたもの。

波のパワー、タイプのバリエーションと、Surf RanchやWave Garden Coveをはるかに超えるクオリティーであることが理解できるはずだ。

 

次から次へと新しい人口波システムが発表され、世界中で著しい普及を遂げている現代の未来型サーフシーン。

果たして、日本に本格的な人口波システムができるのはいつのことなのか!?

もしできるのであれば、Surf RanchやWave Gardenもいいかもしれないが、このAWMによるPerfectSwellの方がいいと願ってしまうのはcolorsmagだけであろうか。

いずれにしても、そんなAWMによる”Parfect Swell”の今後の動向から目が離せない!!

さらなる詳細は下記リンクよりAmerican Wave Machinesのオフィシャルサイトをチェック!

 

>>American Wave Machinesオフィシャルサイト

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ