Text by colorsmagyoge.

 

ポルトガルのスーパーチューボスを会場に開催されていたCT第10戦”MEO Rip Curl Pro Portugal”のファイナルデイが現地時間と日本時間の10/25(水)に終了。

クォーターファイナルからスタートなったこの日、2年連続ワールドタイトルの行方のかかったJohn John Florenceはクォーターファイナルのヒート2でKolohe Andino(USA)にまさかの敗退。

 

この時点でワールドタイトル争いはCT最終戦”BILLABONG Pipe Masters”に持ち越されることとなった。

注目のカノア五十嵐はクォーターファイナルのヒート3でMiguel Pupo(BRA)と対戦。

先手必勝で1本目から6.83ptをマークし、3本目に5.67ptをバックアップにまとめると、終始Miguel Pupoの追従を許さず見事セミファイナルへ進出!

 

迎えたセミファイナルのヒート2ではGabriel Medina(BRA)と対戦となり、波のコンディションが悪化していたこともありなかなかいい波を掴むことができず、惜しくもここで敗退。

 

本イベントを3位でフィニッシュとなった。

この結果によってカノア五十嵐はCTランキング20位へジャンプアップ!

CTランキングにおいても来年のCT残留可能なポジションへとジャンプアップを果たした。

ファイナルはGabriel MedinaとJulian Wilson(AUS)の対戦。

終始Gabriel Medinaがリードを図る中、残り5分を切ったところでバックサイドチューブからのリエントリーを決めたJulian Wilsonが逆転するも残り2分を切ったところでGabriel Medinaがグーフィーの波を掴みフロントサイドエアからのカーヴィングテールスライドで6.93ptを叩き出すと見事逆転返しに成功!

さらに最後に掴んだ波でエアリバースをメイクして6.33ptをマークしてバックアップを伸し、優勝を勝ち取った!!

 

本イベントで惜しくも2位となったJulian Wilsonだったが、Jordy Smith、Gabriel Medinaと共に最終戦に持ち越されたワールドタイトル争いにもつれ込むことに成功。

最終戦でのワールドチャンプ争いのシナリオは下記の通り。

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・John John Florenceが優勝すれば文句なしで2年連続ワールドタイトル獲得!

・もしJohn John Florenceが3位か5位だった場合、Gabriel Medinaが優勝すればGabrielがワールドタイトル獲得

・もしJohn John Florenceが9位だった場合、Gabriel Medinaが2位以上、Jordy Smithが優勝でワールドタイトル獲得

・もしJohn John Florenceが13位か25位だった場合、Gabriel Medinaが5位以上、Jordy Smithが2位以上、Julian Wilsonが優勝すればワールドタイトル獲得

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果たして、John John Florenceは2年連続ワールドチャンプ獲得となるのか!?

世界的チューブの聖地として知られるハワイのパイプラインを会場に12/8(金)から12/20(水)を開催期間とするCT最終戦”BILLABONG Pipe Masters”からますます目が離せない!!

さらなる詳細は下記リンクよりWSLオフィシャルサイトをチェック!!

 

>>WSLオフィシャルサイト

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ