Photos by @fakeregphotography. Text by colorsmagyoge.

 

ニューヨーク出身のVOLCOMライダーBalaram Stackやプロスキムボーダー&プロサーファーのBrad Domkeたちがチャージする模様を通して、STAB magazineやSURFER magazineなどにも取り上げられ、世界中の話題をさらった現地カリフォルニア時間の5/6のウェッジ。

大炸裂となり、まるでパイプラインのような巨大なチューブ波と化したこの時のウェッジのTHE DAYセッションに、日本指折りのチューブマスター関本海渡と野呂海利も参加!

 

そうとうな気合いとスキルを要求されるであろうこの手強そうな波に乗った関本海渡自身にその時の様子を聞いてみた。

予報通りに波が上がってきていたことから、THE DAYの前日、「自分の中でここのバレルをやりたい思いは常にあった」と語るウェッジを一度チェックしに行った関本海渡によれば、その時の波を見て

「明日の朝絶対に行こうと決心」したという。

 

ビーチの左側に伸びるジェティーに当たったウネリが横からのバックウォッシュとなり、それがアウトからのウネリと重なり合って一気にダブルアップを果たし、まるでパイプラインのような巨大なチューブを形成する特徴的なウェッジの波を実際にライドしてみた感触については、

「イメージしていたよりもメイクできる感じな波で、パイプみたいな掘れ方してます。壁にぶつかってできる小さい横波と合わさってきて面白いです。それにローカルもフレンドリーでした!自分の好きなバレル・スポットに新たにウェッジが加わりました!!」」

と、爽やかなコメントをくれた。

wedge was onfire🔥 昨日はやりたかったreal wedgeで朝夕いい波乗れた!

Kaito Sekimoto 関本海渡さん(@kaito88.s)がシェアした投稿 –

 

 

またこのTHE DAYセッションを共にした野呂海利は、

「ウェッジの波はパイプラインに似ているらしくてハワイの練習になりました!カイトくん(関本海渡)のおかげでバックサイド・バレル上手くなれました!」

と、毎年欠かさずハワイに通い続けながらも、現在はカリフォルニアのハンティントンビーチを拠点としている若手プロサーファーとして、新たな練習の場を見出した様子だった。

 

それからというもの関本海渡と野呂海利は、来たるTHE DAYに備えて修行を積むべく、密かにウェッジに通っては練習を重ねているという。

下の写真は2人によるGoProセッションをおさめたもの。

サイズが小さくてもその掘れ方は十分すぎるほどで、波のパワーも半端でないことがわかるはずだ。

GoPro Shot by Kairi Noro.

 

ハワイのノースショアではパイプ、バックドア、OTW、ワイメア、サンセットからタヒチのチョープーまで乗りこなすスキルと度胸を持ち合わせ、日本国内においては無心にワールドクラスの波を追い求め、今回はウェッジにチャージしたソウルサーファー関本海渡、おそるべしッ!

そしてコンテストを中心に活動しながらも、関本海渡のガッツとソウルを身近に感じることができる最高の環境に恵まれた野呂海利のさらなる活躍と飛躍に期待したい!!

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ