Movie & Photos by ISA. Text by colorsmagyoge.

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現地時間と日本時間の9/25(日)。

ポルトガルにて開催されていた

VISSLA ISA World Junior Surfing Championshipの大会最終日が行なわれた。

U16 Girlsではセミファイナルのヒート2に野中美波が登場。

Zoe McDougal(HAW)、India Robinson(AUS)、Ellie Turner(GBR)と対戦。

残り5分の時点までトータルスコア5.17ptで1位のポジションをキープしていた

野中美波だったが、手前の小ぶりなレギュラーをつかんだ

India Robinson(AUS)が5.73pt、その後Ellie Turnerが

バックサイドでリエントリーを決めると、

残り時間2分を切った時点で一気に3位のポジションへ。

最後の最後で2名の選手に逆転されてしまうという悔しい流れとなったなか、

野中美波は惜しくもここで敗退。

しかし弱冠15歳にしてU16 Girlsで世界同率5位という好成績を収めた!

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Minami Nonaka.

 

注目のU16 Boyではセミファイナルでは

日本の森友二と西優司のWユウジが、アメリカのEithan Osborneと対戦。

ヒート開始早々に先手必勝と言わんばかりに森友二が

レギュラーのセットを掴みスピードに乗ったまま

ビッグリエントリーを2発ねじ込むライディングで6.171ptをマーク!

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Yuji Mori.

 

西優司、Ethan Osborneも積極的に波をつかむが、

なかなかハイスコアにつながる波に乗れず、

残り10分の時点でプライオリティーをうまく使い、

Eithanが乗ろうとした波を2本目の波としてつかんだ森が

バックアップスコアの4.67ptをまとめる。

しかし、そのあとにEithanがつかんだレギュラーのチューブで

2位のポジションに躍り出ると、

西優司が逆転に必要なスコア1.98ptという状況に追い込まれてしまう。

残り4分を切り、このまま奇跡はおこらないかと思われかけたそのとき、

またしてもEithanをマークしていた森友二のところに形のいいグーフィーが入り

4発のリエントリーで9ptをマークすると、

今度は西優司がその裏の波をつかむとそのまま立て続けに

手前の形のいいグーフィーをつかんで4.5ptと4.27ptをスコア!

一気に逆転2位となり、

見事日本代表のチームメイト2名でファイナル進出を果たした!

終始ヒートをリードした森友二がEチームメイトの西優司の逆転のチャンスを

作り出すべくithanをマークし続けるという、

まさにチームワークあってこその素晴らしいヒートとなった!!

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Yuji Nishi.

 

迎えたU16 BoyのファイナルはThomas Debierre(FRA)、

Kyuss King(AUS)とWユウジの戦い。

ここではフランスのThomasが先制攻撃を仕掛け、

ソリッドなバックサイドリップで6.67ptをマークし、

早くもヒートの流れをつかむなか、

各選手共になかなかハイスコアにつながるような波を

キャッチすることができず、森友二2位、西優司4位という状況で迎えた

残り11分で、じっといい波を待ち続けていたオーストラリアのKyuss Kingが

バックサイドで3発のターンを交えるライディングで6.1ptptをマーク。

ここでKyussが逆転2位に躍り出ることとなり、

逆転を狙う森友二と西優司であったが、

最後まで諦めずに波をつかむも、

残り7分を切った時点で森がつかんだグーフィーのセットは

チャンスに見えたがここでまさかのワイプアウト。

西優司もレギュラーでチューブにトライするがメイクならず

無情にもここでヒートは終了。

森友二が3位、西優司が4位という結果となった!!

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Yuji Mori.

 

そして今大会における国別の団体順位においては、

フランスがISA史上初のチームでの金メダルを獲得したなか、

日本は4位でフィニッシュ!

まさに選手、そしてコーチ陣が一丸となって戦い抜いたからこその

今回の結果と言って過言ではないだろう。

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本当に9日間に渡る長い戦い、お疲れさまでした。

そして世界を相手に日の丸を背負い、

感動と勇気を与えてくれた波乗りジャパンのメンバーたちに、

この場を借りて、ありがとうございました!

さらなる詳細については、下記リンクよりオフィシャルサイトをチェック!

 

>>VISSLA ISA World Junior Surfing Championshipオフィシャルサイト

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ