Photos & Text by colorsmagyoge.

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Keito”K80″Matsuoka.

 

 

7/7(月)。

彦星様と織姫様が天の河を渡り、

年にたった一度だけの逢瀬を許されると言い伝えられている七夕の日。

湘南エリアに台風8号、ノグリーによるグランドスウェルが届いた!!

しかしながら、早朝からの雨と、ゆるいオンショアの影響で

サイズは肩頭あれどコンディションはイマイチ。

一日中オンショア混じりでエクセレントコンディションとは

ほど遠かったが、されどベターザンナッシングな

充分ライダブルなコンディションに恵まれた。

気になるあそこもここもいろいろとチェックした挙げ句、

結局はやっぱり気になる例の場所で

佐藤和也、松岡慧斗と共にセッションを開始!!

セッションを開始すると、そこにはOGM surfboardsのシェイパーであり

JPSAやASPのジャッジも勤める業界の重鎮のひとり、

オガマさんこと小川昌夫男氏の姿が。

ここの波を常に狙っているリアルサーファーであり、

この波のフリークのひとりだ。

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Masao Ogawa.

 

 

短いながらも太陽の陽が出てきたうえ、

オンショアも緩んだ素晴らしい一瞬の時間帯を逃さず、

自らがシェイプした5’2″のニューモデルで

ソリッドにリップをえぐる玄人好みなリッピングを魅せる佐藤和也。

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b/s Solid Ripping by Kazuya Sato.

 

 

今回、このソリッドなリップを魅せてくれた佐藤和也が乗る

佐藤和也自身によってシェイプされたyuのボードは

ボードの長さが5’2″と短いながらも、

ある程度サイズのある掘れた波にも対応し、

尚かつ、しっかりとしたターンでのドライブ性を失わないように

エンドフィンのポジションを最大限にテールに寄せるなど、

プロサーファーとして世界中の波をライドしてきた佐藤和也ならでは

コンセプトがふんだんに詰め込まれた2014年yu surfbaords注目モデルのひとつ。

その動きは5’2″という短さを全く感じさせない安定感あるライン取りに加え、

トップではより鋭いアクションを可能してくれるのではないかと、

新しい何かをそこに垣間見た気がしたcolorsmagであった。

正直、レベル的にはプロレベルにはほど遠い

サーファーであるただのサーフィン愛好家レベルのcolorsmag的には

これまで見てきた佐藤和也シェイプのボードのなかでも、

もっとも乗ってみたいな、という意欲をそそられたモデルだった。

何かこれなら、30半ばのオヤジにも20代の頃のような激しいアクションを

可能としてくれるのではないか。

そんな若返るような、無限の可能性を感じさせてくれた。

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Kazuya Sato.

 

 

コンテストに出なくても写真や映像を残すことで仕事になる。

JET中浦章と並ぶ、

colorsmag的スーパーフォトジェニックサーファーのひとりであるのが

この仙台出身の松岡慧斗。

波が大きくなればなるほど、そのパフォーマンスは輝きを増すだけでなく、

こういった小さな波でもスタイリッシュなショットを難なく残してしまう

そのスキルと天性のセンスの高さにはいつも脱帽である。

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Keito”K80″Matsuoka.

 

 

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Kazuya Sato.

 

 

セッションをはじめて1時間も絶つと

オンショアがまた強まりだし、コンディションが悪化していったことから

これにてこの日のセッションは終了。

波高計を見ていると、7/8(火)の早朝は風が良く、

7/9(水)の早朝も風向きは良い予想となっていた。

果たして、台風8号のTHE DAYは7/8(火)早朝か、

それとも 7/9(水)の早朝になるのか!?

7/7(月)時点の天気予報では、

7/10(木)には日本列島に上陸する予報となっているが、

いずれにしても台風8号ノグリーのTHE DAYは

火曜か水曜の朝イチとなるのではないか。

予想に反してウネリが西よりな気もするので、

もしかしたらあそこなのか、どこなのか!?

とにもかくにも、一生滑走!!!!

 

 

 

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ